投資戦略

Winner takes all な世の中だからこそのグロース投資

投稿日:2017年11月8日 更新日:

私はどちらかというとバリュー投資ではなくグロース投資を選好しています。

現在のポートフォリオも、デジタルテクノロジ系の5銘柄に集中投資しており、その全てがAIに関わりのあるビジネスをしています。

本記事では、なぜ、私が無謀とも思えるグロース投資への5銘柄集中投資戦略を取っているかについて説明してみます。

スポンサーリンク




今は第四次産業革命の真っ只中

世界は今は第四次産業革命の真っ只中であると言われているのをご存知でしょうか?
第四次産業革命とは、いわゆるAI/IoTが世の中に浸透することで起きる様々な変化のことを指しています。

ちなみに第一次産業革命は機関車、第二次産業革命は電気や自動車、第三次産業革命はコンピュータのことです。説明不要かと思いますが、これらの技術はその時々の世界を劇的に変化させたきっかけとなっています。

実はAI/IoTはこれらの機関車、自動車、コンピュータなどと同列で比べられる程度には世の中に変化を及ぶすテクノロジであると認識されているようです。

ちなみに過去に、似たようなバズり方をした例でいうとクラウドがあります。現在ではAWSやDropboxなど様々なサービスが生まれ、当たり前のように使われるようになっていますが、このクラウドでさえも過去の産業革命に例えられるようなことはありませんでした。

AIとIoTはワンセットで初めて革命が起きる

そもそもIT界隈であったり、日経コンピュータ界隈ではAI/IoTという形でAIとIoTがセットで扱われることが多いです。

AIとIoT、一見するとまるで違うようなテクノロジに聞こえますが、その実、密接に関連しているためワンセットで扱われています。

例えば、AIというものはデータがあって初めて学習でき、新しい知見を生み出すことができるようになります。それはビッグデータであればあるほど好ましいので、AIを開発できる企業は自ずとデータを収集する手法としてIoTに手を出そうとします。

逆に、IoTプラットフォーマーは、膨大なデータを集めることができます。しかし、膨大なデータもただあるだけではただのゴミなので、いい感じに抽出し、分析することで売れるような形式に変換していかなければなりません。そのためデータを効率的に扱うためにAI技術に手を出します。

このように、AIとIoT、どちらから入ろうとも最終的にはAI×IoTになっていくことが考えられます。

そしてこのAI×IoTは革命を起こすほどの可能性を持つと期待されています。

AI×IoTで起きる革命は、リアルとデジタルの融合による破壊と創造

第四次産業革命以前は、コンピュータの世界だけでIT的なテクノロジが発展し、リアルとITの部分的な接点においてITの力が部分的に世の中に還元されていました。つまりWebやデジタルの中だけでデータを使い、分析し、最適化しているだけの世界です。

しかし、第四次産業革命では、IoTにより今までは取れなかったリアルのデータも取得できるようになります。そして、その取得したビッグデータは今まで効率的に解釈できませんでしたが、AIによって自動的に解釈できるようになるのです。

その結果、デジタルの行動が、リアルの生活に反映され、リアルでの生活がデジタルでの回遊行動にも影響を与えるようになって行きます。

これはリアルとデジタルの融合です。コーヒーにミルクを一滴垂らすように、リアルとデジタルが融合し溶け合っていく世の中です。(具体的にはamazon echoやgoogle homeがまさにその先兵となるサービスとなるでしょう。)

リアルとデジタルの融合により訪れるもう一つの変化は、既存の産業の破壊が起きると言われています。

これまでリアルだけでビジネスをしていた事業者や、デジタルだけでビジネスをしていた事業者徐々に淘汰され、リアル×デジタルに対応できた事業者だけが生き残っていくと言われています。

Winner takes all 勝者が総取りする世界へ

さて、前置きが長くなりました。結局、私がグロース株に投資をする理由についてです。

AI×IoTによる第四次産業革命が起きると、Winner takes allが加速すると言われています。これは一握りの勝者が先行者利益により他を圧倒し、利益を独占するという考え方です。

つまり、誰が一番最初に、世の中に「リアル×デジタル」を浸透させるかのスピード勝負の世の中ということです。

この場合の勝者の条件は以下の3点だと考えられます。

  • AI×IoTの両面で技術的に先行していること
  • デジタルデータだけでなく、リアルとの接点を持ち、リアルデータも収集していること
  • 何をするにもビジネススピードが速いこと

ここまでくればもうお分かりかもしれませんが、この勝者の条件を満たす企業として選んだのがアマゾン株です。

アマゾンはECで蓄えたレコメンドシステムやAlexaなどのAIの知見を有し、EC、AWS、Amazon echoなどの複数のデバイスやサービスでIoTを実現するための準備を着々と進めています。さらに、ホールフーズを買収したり、Amazon echoをローンチするなどリアルとの接点も強化しています。何よりジェフ・ベゾスの利益のほぼ全てを投資に回すことで成長スピードを速めようとする経営姿勢も次の時代の勝者になることに期待が持てます。

Googleも勝者になる可能性はまだ残っていますが、デジタル中心のGoogleとリアル中心のAmazonで今後若干の住み分けが起こってくるでしょう。

また、私が投資しているの株はAmazonだけではありません。エヌビディアやコグネックス、アンバレラなどの株も保有しています。

NVDAについては、ピュアなAI×IoT事業者ではありませんが、GPUという形でこれらの事業者が競争するためのインフラを提供しているため、AI×IoTが盛り上がるに連れどんどん成長する美味しいポジションの企業です。戦争が起きると武器屋が儲かるの理論でいうと、打算的ではありますがほぼ確実に成長する企業だと捉えています。

コグネックスは画像認識によりリアルデータを収集するためのカメラと画像処理AIを持っています。今後、リアルからデジタルデータへ変換し、有効活用するニーズは増えていくのはほぼ確実です。莫大な市場規模を誇る産業用用途で、すでに実績も技術力も十分積んでいるコグネックスはある程度の先行者優位性を持っています。今年に入りディープラーニング系のベンチャーも買収したことで、今後ますます成長を加速させていくことが期待できます。

アンバレラは、画像データを扱うようになった際にデータを効率よく処理するための圧縮技術を持っています。これもリアルデータの活用という世の中の流れを受け、需要は伸びると考えます。ネットワークカメラの普及、ドローンの産業利用の普及、スマートグラスの普及など次の時代の先端デバイスを支えるのは画像処理技術であるAIと莫大なデータを圧縮して通信する技術です。アンバレラは後者の圧縮技術に大きなアドバンテージがあります。もしかしたら他のチップメーカーやAI系ベンチャーに買収されることも可能性としてはありますが、まだまだ成長の余地があります。

これからの世の中は、勝者がますます勝ち続け、一度、敗者になった企業は巻き返せなくなって行きます。

そのように世の中を見ると、今、割安に思える伝統的な企業の株価が回復することなく下がり続けることも考えられますし、逆に物凄い高値で取引されている株価が、もっと高い価格に上がり続けることも考えられます。

今この時点でグロース投資とバリュー投資のどちらが正しいかは神のみぞしる世界ですが、世の中のパラダイムが変わろうとしている時代の節目に立っていることを自覚しながら投資を楽しんでいきましょう。

 







-投資戦略
-, , ,

Copyright© ただの しかばね のようだ。 , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.