アンバレラ

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ビッグデータ時代の波に乗れるか?アンバレラ(AMBA)を打診買い

投稿日:2017年9月22日 更新日:

先日、キャッシュポジションを厚めにし次の暴落に備えようと心に決めましたが、簡単に心変わりした私をお許しください。アーメン。

みなさん、こんにちは。
ということで、早速、新しい株を打診買いしてみちゃいました。

その株の名はアンバレラです。

アンバレラは画像圧縮技術に強みを持つ半導体メーカー

アンバレラ(Ambarella, Inc.)はカリフォルニア州サンタクララに本社を置く高精細化やビデオキャプチャ、共有表示が可能なビデオ半導体処理ソリューションの開発を行う企業です。

Fermi Wang(王奉民)氏が2004年に総業したベンチャーで、2012年10月にNASDAQ上場しています。

株式上場から現在までのチャートは以下の通りです。

2015年に見事テンバガーを達成し、その後、急落しました。
その後も、2018年8月にはそれまで維持していた50$台から脱落し、40$まで急落。現在は若干回復して46$台で推移しています。

アンバレラ株の歴史

そもそも2015年になぜ、ここまで急騰したのか?

その時、世の中はドローンの出始めで、ちょうどちょっとしたブームになりそうな情勢でした。

アンバレラはドローンの心臓部となるチップをドローン最大手であるDJIに採用されていたため、ドローン銘柄ど真ん中としての期待感から120$を超えるところまで過大評価されました。

そして、今までは期待先行で過大評価されていた株価ですが、様々な外部環境の変化から、むしろこれからこの株の真価が発揮されるのではないかと予想します。

アンバレラはIoT全盛時代の美味しいとこドリを狙える企業

まず、私が着目するのは画像圧縮技術に強みを持つという点です。

これがAIですとか、CPU自体に強みがあるという事業だったら、将来のコモディティ化を懸念しますが、画像圧縮技術という汎用性が高い技術がとても良いと思います。

その背景として、今までIoTといえばセンシング技術であり、ウェアラブルなどを中心に語られてきた側面があります。実際、ウェアラブル市場やロボティクス、センサーなどはIoTブームに乗っかり順調に伸びてきました。

そして、ここにきてこの1,2年で変化してきていると感じたのは、ディープラーニングによる画像識別領域のAIの進展です。

世界的な画像解析コンペであるILSVRCで見ると2012年のディープラーニングの台頭を皮切りに年々識別精度が上がり、今では人間の認識レベルを超えたとも言われるようになりました。

さて、そうなると今までのIoTの捉え方が変わってきます。

センサーを中心に広がっていたIoTの世界は、カメラ映像を中心とした世界に広がりを見せると考えます。カメラから得られたデータはAIで解析され、集められたデータをもとに新たなビッグデータが生まれていくようになります。

例えば、日本で至る所でつけられている監視カメラですが、今は監視カメラ用途でしか使われておらず、映像データは録画データとして蓄積されているのみです。この宝の山が商用のデータ解析可能なビッグデータに化ける可能性があるのです。

現在、経済産業省のWGにおいて、既存の監視カメラをマーケティング用途で分析可能なデータとして活用するための仕組みや法制度について議論されています。

何事も遅いと言われる日本ですらこのような状況ということは、近い将来世界的に映像データを解析し、マーケティングなどに活用する未来はほぼ確実といえます。

そうなると、ドローンだけでなく、世の中に何億台とあるネットワーク監視カメラやこれから発展が予想される自動運転などが、アンバレラの画像圧縮技術のターゲットになるはずです。

カメラ映像のようにリアルタイムで垂れ流れる映像をAIで処理させるためにサーバー側に飛ばすためには、高度な画像圧縮技術が不可欠になるからです。

そのため、潜在的なマーケットであるドローン市場、IoT市場、自動運転市場、それぞれの拡大余地を考えると、今のアンブレラ株の成長余力はまだまだ大きいのではないかと思います。

追い風となるドローン市場の拡大はこれから

少し古いですが矢野経済研究所が資産した2015年時点の国内ドローン市場予測を以下に示します。

2015年時点で290億円のドローン市場は、2020年には約8倍まで拡大すると予想されています。

ここで注目すべきは、ドローンビジネスの内訳です。
点検・検査ビジネスがもっとも比率が高くなっています。

これは老朽化したインフラや、危険な高所などの点検作業についてドローンを活用するビジネスです。

矢野経済研究所の予想では2017年にすでに点検ビジネスが過半を占めると予想されていますが、私の感覚としては、画像解析側のAIが追いついておらず、この予測には届いていない印象です。

しかし、そろそろ世の中的に画像解析を利用したサービスやソリューションがポツポツと出てきている現状を踏まえると、産業用ドローンのビジネス活用もこれから本格化していくことが期待できます。

今ままでメディアや個人を中心だったホビー系ドローンから、やっと本格的にビジネス系のドローン活用が始まるので、ドローン市場全体がこれから急激に伸びていく可能性があります。

出所:矢野経済研究所

直近の株価暴落はむしろプラス材料

さて、冒頭に示した株価チャートでは、2017年の8月に大きく株価を下げています。

この理由は、今まで売上の大部分を占めていたGopro社の次期モデルに不採用となったためです。

しかし、これは見方によればポジティブなニュースだと感じます。今まで依存度が高いGoproから脱却し、新しいチャレンジができるという点ではいいタイミングです。

Goproへの依存度が下がれば、当然、今までのようにGoproの株価と連動することも少なくなります。

もともとアンバレラはGoproに縛られるわけもなく、他のドローンメーカーや他のネットワークカメラメーカーを幅広く抑えられる汎用性があるため、むしろ安定度増した点は安心して投資できる対象となったとも捉えられます。

ということでアンバレラ、買っていきます。

まとめです。

  • ネットワークカメラ、ドローンなどの映像系IoTの発展は、AI技術が追いついてきたこれからが本番
  • 映像系のリアルタイム解析、ビッグデータ解析には画像圧縮技術が不可欠で、アンブレラは市場のリーダーシップを取れるポテンシャルを持っている
  • Goproに見限られたが、依存度低下で逆に安定した印象

ということで、マイナス材料出尽くしと捉え、今から少しづつ買い込んでいく戦略でポートフォリオを組んでいきます。







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