8/17に待ちに待ったNVDAの2Q決算が発表されました。
今期の決算は悪くはないが、よくもない、そんな感じですね。EPSは期待値どおりですが、売上がギリギリ、コンセンサスを下回ったことが嫌気をさされ時間外で売られています。
また、来期のコンセンサスも、アナリスト予想と比べ辛口な見立てのようです。
しかし、2018年の秋からはNVDA最大のイノベーションと謳うTuringが発売されるわけで、それが売上に見込まれるようになる2019年1Qあたりの決算が重要な位置付けになってくる気がします。
現在、時間外で-5%程度下げていますが、EPSが好調なので、明日の場中に戻す可能性もあるかなとは思います。
もしここで下げる場合は、いよいよバリュエーション的に割安な水準ですね。
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2Q決算概要
- Q2のEPSは1.76であり、市場予測の1.66を上回った。(前年同期比 +91%)
- 売上高は3.12Bであり、コンセンサスの3.13Bを下回った。(前年同期比 +40%)
- データセンターの売上高は760M。(前年同期比 +83%増)
- セグメント別収益
- ゲーム:1.8B ( +52%)
- データセンター:760M (+83%)
- Professional Visualization:281M (+20%)
- 自動車:161M (+13%)
- ハイライト
- 今週、NVIDIAはTuring™GPUアーキテクチャを発表してコンピュータグラフィックスを革新しました10年以上前のCUDA®GPUの発明以来、同社の最も重要なイノベーションです。チューリングは世界で初めてのレイトレーシングGPUです。レイトレーシングを加速するための新しいRTコアと、初めてのリアルタイムレイトレーシングを可能にするAI推論のための新しいテンソルコアと、シミュレーションとラスタライズのためのより強力な計算機能を備えています。Turingは、ラスタライズ、レイトレーシング、計算、リアルタイムレイトレーシングを可能にするAI、コンピュータグラフィックスの聖杯などを組み合わせた新しいハイブリッドレンダリンググラフィックス手法であるNVIDIA RTX™プラットフォームを完成させました。Turingはビデオゲームの外観を再設定し、2,500億ドルの視覚効果産業をGPUに公開する予定です。
- 世界で最も高速な7台のスーパーコンピュータのうち5台が、世界で最も高速な500台のシステムの新しいリストに基づいて、NVIDIA GPUによって駆動されることを発表しました。NVIDIA GPUは、リストの新しいコンピューティングパワーの56%を提供します。
- 世界のトップグラフィックスソフトウェア企業のNVIDIA RTXプラットフォームに対する幅広い業界サポートを発表しました。
- ダイムラーとボッシュは、完全に自動化されたドライバーレスの車両を都市の通りに運ぶNVIDIAのDRIVE™プラットフォームを選択したことを発表しました。
ガイダンス
2019年第3四半期のガイダンスは以下の通りです。
- 売上高はコンセンサス3.34Bを下回る3.25B。(前年同期 2.64B, +23%)
- 営業利益率は62.6%〜62.8を見込む。