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これから化けるのはどちら?急成長する3Dプリンタ市場のDDD、SSYSとADSK

投稿日:2017年10月4日 更新日:

2013年にオバマ米大統領が一般教書演説で「物の作り方を革命的に変える」と言及したことで注目を浴びた3Dプリンタ市場ですが、2017年の現在はAI市場やドローン市場の注目度に比べると少し地味な存在となっています。

3Dプリンタ市場は果たしてこれからどうなるか、今後、大化けする可能性はありそうなのかについて調べます。

 

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 3Dプリンタ市場の過去、現在、そして未来

  • ある統計では、2020年には世界の3Dプリンタ市場は289億ドルまで成長すると予想されています
  • そのうち、3Dプリンタと素材が約半数を占めますが、ソフトウェアや関連サービスも大幅に成長すると予想されています。
  • CADとオンデマンドパーツサービスの市場はほぼ3倍になるでしょう

    https://www.statista.com/statistics/590113/worldwide-market-for-3d-printing/

現時点で、複数のソースを当たってみましたが、3Dプリンタ市場は概ね年平均で205以上の成長率で2020年までに倍程度の市場規模になると予測している見方が強いです。

また、一方で、3Dプリンタ自体は急速にコモディティ化するリスクも指摘されています。

もともと3Dプリンタがブームとなったのは2015年です。家庭用の安価な3Dプリンタが数多くリリースされたことから、普及が進み、未来の物作りを想起させ、世の中的に過度な期待感が高まっていました。

しかし、現在はそのブームも沈静化されています。
普及しなかった理由として、一つは価格が値ごろにならなかった点であり、もう一つは出力スピードが上がらなかった点です。

現在は、家庭用の3Dプリンタ熱は落ち着いたものの、プロ向けの3Dプリンタは順当進化しており、出力スピードなどが進化しています。

その結果、プロトタイピング市場で徐々にシェアを伸ばしており、これが量産化のフェーズにも適用可能になった際に、大きなブレイクスルーを果たすと考えられます。3Dプリンタがシギュラリティを迎えた時、市場全体が大きく飛躍するでしょう。

3Dプリンタ銘柄

ストラタシス(SSYS)

ストラタシスは3次元造形機/3Dプリンタ全体で約40%、3Dプリンタ単独の場合は50%近くの世界シェアを持つ業界の市場を牽引する企業です。

昨年のEPS成長率が47.4%で、今年も好調に推移しています。また、今年の現在の成長見積もりでは、1株当たり利益は26.3%増加すると見込まれています。さらに、長期成長率は現在16.7%と、長期的な見通しは非常に良好であることが示唆されています。

一方で株価は、2014年に120ドルをつけた後、3Dプリンタ市場全体の鎮火とともに急降下し、現在は20ドル付近で推移ししています。そこは打ったように見えるため、今が買い時のようにも見えます。

3Dプリンタ銘柄を一つ持つのであればストラタシスは有力な銘柄になるでしょう。

3Dシステムズ(DDD)

名前を見るからに3Dプリンタを扱ってそうな会社です。

3Dプリンタの市場では、ストラタシスに次いで二位のポジションにいます。

ストラタシスと双璧をなす二大巨頭で株価もほぼ同じような値動きをします。2014年に最高値をつけた後、急降下し現在に至る様子も同じです。

今後、業界全体の盛り上がりと共に、3Dシステムズも上昇が期待されますが、購入するのであればストラタシスとどちらかで良いでしょう。

Autodesk(ADSK)

最後はAutodesk社です。この会社はCADソフトウェアを主に開発している企業です。

もともと2DCADで圧倒的なシェアを誇っているため前述の2社とは財務基盤が段違いです。
一方で、CADソフトウェアと3Dプリンタ市場が補完財の位置付けになるため、市場全体が伸びていくことと同時にソフトウェアの成長も見込めると考えます。

特に2017年に入り、すでに株価が2倍近くになっているので、今後の値動きに注目したいところです。

まとめ

3Dプリンタ市場は着実に伸びていくことが予想されますが、ブレイクスルーするXデーは不明です。

一方で、ハードウェアとしてのコモディティ化のスピードも早いため、個別銘柄に投資する場合は、十分な競争優位性が確保できているかの見極めが重要となります。

3Dプリンタ市場の成長を取り込め、既存ビジネスにより財務基盤が安定しているという点では、3DCADを扱うAutodeskなどの銘柄を打診買いし、市場の動きに網を張っておくのもてでしょう。

したがって、現状は今すぐ投資する市場ではないが、Autodeskなど一部銘柄は定期的にチェックしておき、勃興の初動で掴めるように準備しておくことが良いと考えます。

 







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