みなさん、こんにちは。
ネットワーク機器最大手のシスコを個人的に買い増ししたいと考えています。
そこで、改めてシスコについて整理しようと思います。
やはり魅力はダウの犬であり、高配当であり、何より今後のIoTブームで長期的な成長を期待できる点です。
シスコシステムズ(CSCO)とは
シスコシステムズは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼに本社を置く、世界最大のコンピュータネットワーク機器開発会社です。
スイッチ機器、ルータ、ワイヤレス機器、Web会議等コラボレーション、映像配信ネットワーク、データセンター、セキュリティ事業、クラウド、モバイルインターネット、IP NGN(次世代ネットワーク)など顧客の企業システムのインフラ周りをネットワーク技術を基軸に網羅的に提供しています。
日本市場はもちろん、世界市場においてもこれらのネットワーク機器の多くのシェアを獲得しているインターネットバブルの勝ち組企業です。
既にシスコは超巨大企業なので、成長株というよりは安定株の部類ですが、今後の堅調な成長が期待でき、私のポートフォリオの中では守りの株として存在感を発揮しています。
IoTの波にのり今後も成長できるかが鍵
スマートフォンをはじめとするデジタル機器は、ムーアの法則に従い凄まじい勢いで、性能や容量が向上しています。
メガからテラ、そしてゼタへ。
ネットワークを通じたデータ通信量は膨大になり、ゼタバイト時代になりつつあります。
シスコはテクノロジートレンドとして、今後のゼタバイト時代を予想しています。
また、ネットワークに接続される機器やデータ通信量は今後も増え続ける見通しを立てています。
トレンド 1:デバイス数と接続数が引き続き増加
世界的に見ると、デバイスと接続(CAGR 10 %)は、総人口(CAGR 1.1 %)やインターネット ユーザ数(CAGR 7 %)よりも速く成長すると予想されます(図 3)。この傾向により、デバイスおよび接続の世帯あたりおよびインターネット ユーザあたりの平均数の増加が加速されています。毎年、機能やインテリジェンスが強化された新製品が多様なフォームファクタで市場に投入され、普及します。スマート メーター、ビデオ監視、ヘルスケア モニタリング、輸送、パッケージ、資産のトラッキングなどの M2M アプリケーションが増加しており、デバイスおよび接続の成長を牽引する主な要因となっています。2021 年には、M2M の接続数はデバイス・接続合計の 51 % になる見込みです。
つまり、ネットワーク機器の需要は今後も増え続けることがほぼ確実であり、良好な市場環境が期待できると考えます。
シスコシステムズのファンダメンタル
次に売上と利益をみてみます。
残念ながら右肩上がりの業績ではありません。
一方で各期の決算では、常に市場のコンセンサスは超えてきています。
堅実な事業計画なのでしょう。コンセンサスを大きく下回りサプライズ暴落するリスクは低いと言えます。
次に営業キャッシュフローマージンを計算してみます。
2017年で28.9%ととても高く、堅調に儲かっていると言えます。
2017 | 2016 | 2015 | |
売上 | 48,005,000 | 49,247,000 | 49,161,000 |
CF | 13,876,000 | 13,570,000 | 12,552,000 |
営業CFマージン | 28.9% | 27.6% | 25.5% |
配当利回りは3.55%とこちらも高い水準です。
アナリストの予想
最後に、私自身がチャートの分析までできないので、世界のアナリスト達の予想を紹介します。
CSCOを中心に、夏に遅れをとってきた企業のテクノロジー企業は、回復し始めました。
5月に売り上げが大幅に落ち込んで売り切れとなり、夏の間に横ばい傾向でしたが、8月下旬、シスコの株式は30.50ドル近くのダブルボトムを形成し、その後上昇傾向にあります。
最近、彼らは$ 32を突破し、4ヶ月のベースのうち、強気の上昇するトライアングルを形成しています。次の潜在的な抵抗は、以前の低水準であった$ 33.10の近くに現れ、その後は元のギャップの頂点であった$ 33.80になるでしょう。
http://www.investopedia.com/news/apple-and-cisco-stocks-reversal-fortune/
まとめ
シスコは中長期で見れば買いだと考えますし、私もこれから定期的に買い増していく予定です。
とは言え、資金も潤沢にあるわけではないので、上昇トレンドが形成されてから入る形でもいいと考えています。
まずは、様子を見つつ、抵抗線33.8を超える兆しが見えたタイミングで資金を振り分けていきたいと思います。